この時期は、店頭で「桜」や「春」を意識した新商品や季節限定商品が多く目に留まります。

新商品の販売は、初めてのお客様を取り込むチャンスでもあり、広告、販促にお金をかける企業様も多いと思います。

 

折角のチャンスを無駄にせず、少しでも多くの新規のお客様を増やすためには、どうしたらよいでしょうか?

 

今回は、「初回購入時の決済」について考えてみたいと思います。

 

通販企業様の中には未回収防止の観点から、初めて商品を購入されるお客様に対しては

代金引換やクレジットカード決済のみを利用可能とし、

2回目以降ご購入のお客様やリピーターのお客様には後払い決済を利用可能とする

企業様も多くいらっしゃいます。

 

しかしこの対応方法、本当に、初回購入のお客様の心理にマッチした対応なのでしょうか・・・?

色々調べていると、あるアンケート結果を目にしました。

 

シティリビング社が首都圏で働く女性に対して実施した「ネット通販に関するアンケート」です。

 

この調査の中では、「ネット通販の利用にあたっての不安要素を教えてください」

という問いに対する回答が、

 

1位 クレジットカードや個人情報の漏洩(75.0%)、

2位 注文時にネット上で見た商品と届いた商品に差がある(60.1%)

3位 サイズが合わない(46.0%)

(シティリビング調べ)

 

となっています。

 

不安要素の第1位は

「クレジットカードや個人情報の漏洩」

が最も多く、

4人に3人はクレジットカードや個人情報の漏洩に対し不安を感じている

ということになります。

 

これは決して無視できない数値ですね。

 

この調査は首都圏で働く女性を対象としているため、

地域や性別、職業についているかどうかなどによって回答内容や割合も異なってくると思いますが、

女性をターゲットとする通販事業者様にとっては参考になるアンケート結果なのではないかと思います。

 

お客様が商品を購入しようとするサイトが、

「初めて購入するサイト」であった場合、

この心理的ハードルはさらに高くなるものと予想されます。

 

私自身も、初めてのサイトでクレジットカード情報を入力する際は、サイトの安全性を確認したり、

他の決済手段が用意されていないか確認するなど、やはり慎重になります。

 

一方、コンビニ払いなどの後払い決済は、クレジットカード情報をネットに登録する必要がなく、

実際に商品が届いて中身を確実に確認してから代金の支払いができます。

 

そのため、

お客様の中での不安要素が減り、

購入に対するハードルを低くすることができます。

 

このようなことから、コンビニ後払い決済は初回購入のお客様を囲い込むために

とても有効な決済手段であると言えます。

 

*      *      *      *

 

しかし後払い決済はどうしても、未回収のリスクが伴うものです。

 

世の中には、最初から商品の代金を支払う気が無く不正な注文をおこなうという

悪意のある注文者もいます。

 

このような不正を注文時点で検知することができれば、

貸し倒れが発生するリスクを最小限に抑えることができますし、

督促の業務負荷を軽減することもできます。

 

当社では、上記を支援するソリューションとして

「不正注文検知サービス」をご提供しております。

 

お客様のECサイト等から注文が入った際、不正注文検知システムにて、

以下のようなポイントをチェックし、不正注文の可能性があるかどうかを判断します。

 

<不正注文のチェック一例>

○ 商品の注文を行った端末情報を取得し、過去に同じ端末にて不正な注文をしていないか確認

○ 注文情報をもとに統計分析手法を用いて不正手口の行動を予測

○ 様々な情報をキーに顧客の名寄せを行い、同一人物からの注文を特定

○ 利用企業様全体で過去に詐欺や未回収・クレームなどが発生した顧客の情報を共有し、同一人物からの注文を特定       

 

ご利用料金は取扱件数などの条件によって異なりますので、

まずは営業担当までお気軽にお問合せください。

※不正注文検知サービスはコンビニ収納代行サービスのオプションです。